歯科医師向け歯列育形成®(育形)のご案内

小児矯正・歯列育形成「ジャーミィデント歯科」

幼児・小児の時期から行う歯並びの矯正 歯列育形成®(育形)をご紹介します。

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歯列育形成(育形)の手順1
 
 
歯列育形成(育形)の手順
 
 
歯列育形成(育形)の手順2
乳歯列弓の形を整え、狭窄された乳歯列は標準の形になおす。
 
交換期が近づかないうちに、乳歯列を移動させ、乳歯列弓に変化を与えた場合、歯槽基底まで変化を及ぼす。その状態から発育するので、discrepancyの解消に繋がる。
 
上顎と下顎の前後的な位置関係を正しくする。
歯列育形成(育形)の手順
 
    歯列育形成(育形)の手順3  
中央の2本の中切歯を揃える
    歯列育形成(育形)の手順3  
歯列育形成®を行う場合のよくある手順
 この①、②、③の各順序は、1つのステップが完了してから次のステップに移るというのではなく、1つのステップを行いながら次のステップに移り、行っていくことが多い。すなわちほとんどが重複されて行われる。
 ②について、ここでは顎の前後的位置関係のみを図示しているが、顎の位置関係には、このほかに上下顎の側方(左右)の位置関係と上下的(垂直的)成分に基づいた問題がある。
 ③については必ずしもこの図にあるような中切歯の離開だけとは限らない。いろいろな不正な切歯の配列がある。
  歯列育形成(育形)の手順3  
  歯列育形成(育形)の手順3  
すべて永久歯に生えかわり、完全に正しい咬み合せになった。
小学生のときもうきれい。
歯列育形成(育形)症例集はこちら
<参考文献>
 1)
松井 隆弘 監修、島田 朝晴 著:歯列育形成 - 一般臨床家のための乳歯列の矯正 - (単行本)
クインテッセンス出版、東京、1995。
 2)
島田 朝晴 著:歯列育形成の実際 - (単行本)
クインテッセンス出版、東京、2012。
 3)
島田 朝晴:これからの時代に合った低年齢幼児の対応。- 家庭医をめざす小規模医院のために - 歯界展望、Vol.67、NO.1、NO.2:161~169、369~380、1986。
 4)
島田 朝晴:特集21世紀の小児期にどう対応するか - 乳歯列から永久歯列への歯列育形成、- 今、なぜ早期治療なのか? -
歯科医療 97夏号(雑誌)、11:(3):42~66、第一歯科出版、東京、1997。
 5)
島田 朝晴:可撤式矯正装置 - じっくり-症例 乳歯列を正しい永久歯列にする -
歯科医療 98春号(雑誌)、12:(2)7~99、第一歯科出版、東京、1998。
 6)
島田 朝晴:特集 子どもの歯並びを考える - “歯列育形成”による歯並び革命 -
歯医者さんの待合室(雑誌)、1:(2)9~11、クインテッセンス出版、東京、1998。
 7)
島田 朝晴:歯列育形成とは?、
「暮らしと健康」’98、10月号(雑誌)、94~95、(株)保健同人社、東京、1998。
 8)
島田 朝晴:継続的管理を行うことによる歯並びの処置 - 前歯の配列 - 月刊「アポロニア21」5・6月号、- 顎の前後的位置関係の成長パターンについて - 月刊「アポロニア21」7~9月号、- (乳)歯列弓の拡大 - 月刊「アポロニア21」10・11月号、- 低年齢からの歯並び管理とその動機づけ - 月刊「アポロニア21」12・1月号、- 臨床の現場から - 月刊「アポロニア21」6月号、日本歯科新聞社、東京、1999、2000。
 9) 
禹 秀司:継続的管理を行うことによる歯並びの処置 - 私の歯列育形成 - 月刊「アポロニア21」2~4月号、日本歯科新聞社、東京、2000。
 10) 
増野 光彦:継続的管理を行うことによる歯並びの処置 - 私の歯列育形成 - 月刊「アポロニア21」5月号、日本歯科新聞社、東京、2000。
11) 
片瀬 純:継続的管理を行うことによる歯並びの処置 - 私の歯列育形成 - 月刊「アポロニア21」8月号、日本歯科新聞社、東京、2000。
12) 
平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子、加治屋 彩香:継続的管理を行うことによる歯並びの処置 - あなたの歯科医院を繁栄に導くためのコ・デンタルスタッフの役割(1) - 月刊「アポロニア21」7月号、- 可撤式措置(前段階プレート)を作ってみよう! - 月刊「アポロニア21」9・10月号、日本歯科新聞社、東京、2000。
13) 
歯列育形成研究会監修:歯列育形成症例集Vol.1 - 歯列育形成研究会、東京、2004。
14)
島田 朝晴ほか:乳歯列を正しい永久歯咬合に導く「歯列育形成」1・2・3、医歯薬出版、東京、歯界展望、2005。3・4・5月号
15) 
歯列育形成研究会監修:歯列育形成症例集Vol.2 (初診時から標準経過態を経過して永久歯列完成まで) - 歯列育形成研究会、東京、2006。
<歯列育形成に関する学会発表(一部)>
 基礎医学関係のものははぶいてあります。

 1)
島田 朝晴、岡田 美智子、大橋 伊衣:わたくしたちが試みている低年齢幼児の対応について、小児歯科学雑誌、16(2):第16回春季日本小児歯科学大会及び総会講演要旨 P418、1978。
 2)
島田 朝晴、岡田 美智子、大橋 伊衣:来院幼児の予防処置における経過と考察、小児歯科学雑誌、16(2):第16回春季日本小児歯科学大会及び総会講演要旨 P418、1978。
 3)
島田 朝晴、松井 隆弘、平岡 富美、中村 雅子ほか:永久歯列を正しい咬合に発育形成させるための処置として、乳歯列に与える変化、および萌出始めからの永久前歯の配列に乳歯固定を利用する効果について(その1)、小児歯科学雑誌、34(2):第34回小児歯科学大会及び総会 抄録集 P503、1996。
 4)
島田 朝晴、松井 隆弘、平岡 富美、中村 雅子ほか:永久歯列を正しい咬合に発育形成させるための処置として、乳歯列に与える変化(その2)、小児歯科学雑誌、35(2):第35回小児歯科学大会および総会 抄録集 P237、1997。
 5)
平岡 富美、中村 雅子、島田 朝晴ほか:歯列に関する処置に伴い、乳歯列期および混合歯列期初期から永久歯列期にいたるまで行われる継続的予防の効果について(その1)、小児歯科学雑誌、35(2):第35回小児歯科学大会および総会 抄録集 P249、1997。
 6)
片瀬 純、禹 秀司、高橋 力、神谷 誠、久保寺 司、増野 光彦、島田 昌也、島田 朝晴(歯列育形成研究会):永久歯列を正しい咬合に発育形成させるための処置として、乳歯列に与える変化(その3) - 乳歯列からの側方拡大の意義、小児歯科学雑誌、40(2):第40回小児歯科学大会および総会 抄録集 P256、2002。
 7)
禹 秀司、片瀬 純、高橋 力、神谷 誠、久保寺 司、増野 光彦、島田 昌也、島田 朝晴(歯列育形成研究会):永久歯列を正しい咬合に発育形成させるための処置として、乳歯列に与える変化(その4)側方拡大による早期discrepancy解消法、小児歯科学雑誌、40(2):第40回小児歯科学大会および総会 抄録集 P358、2002。
 8)
片瀬 純、國本 洋志、大木 淳子、久保寺 司、平岡 富美、中村 雅子、島田 朝晴:乳歯列期から永久歯列期までの歯列の継続管理・処置 - 標準経過態という考え方について -、日本小児歯科学会 関東地方会第20回大会 抄録集 P50、2005。
 9)
金尾 晃、鈴木 倭子、島田 朝晴、神谷 誠、高橋 力:乳歯に固定源を求めた永久前歯の排列 - 歯列育形成による咬合誘導 -、日本小児歯科学会 関東地方会第20回大会 抄録集 P51、2005。
10)
島田 朝晴、片瀬 純、黒岩 仁奈、平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子(ジャーミィデント歯科)、禹 秀司、大木 淳子、島田 昌也、久保寺 司(歯列育形成研究会):継続管理・処置を行った乳歯列叢生の6例、第32回日本小児歯科学会近畿地方会大会および総会抄録集P30、2013。
11)
島田 朝晴、片瀬 純、黒岩 仁奈、山頭 亜里沙、平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子(ジャーミィデント歯科)、禹 秀司、久保寺 司、島田 昌也(歯列育形成研究会):継続管理・処置を行った混合歯列前期叢生の6例、小児歯科学雑誌、52(2):第52回日本小児歯科学会大会抄録集P327、2014。
12)
島田 朝晴、片瀬 純、黒岩 仁奈、平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子(ジャーミィデント歯科)、禹 秀司、大木 淳子、島田 昌也、久保寺 司(歯列育形成研究会):継続管理・処置を行った乳歯列叢生の6例、小児歯科学雑誌、:第32回 日本小児歯科学会関東地方大会および総会、2015。
13)
阪本 美紀、島田 朝晴、片瀬 純、平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子(ジャーミィデント歯科)、神谷 誠(歯列育形成研究会):乳歯列反対咬合の10例 - 乳歯列期から処置を行う意義、       :第34回 関東地方大会・令和元年度総会、大会パンフレット P63、2019。
14)
阪本 美紀、島田 朝晴、片瀬 純、平岡 富美、中村 雅子、鈴木 倭子(ジャーミィデント歯科)、神谷 誠(歯列育形成研究会):乳歯列反対咬合10例(その2) - 乳歯列期から処置を行う意義、:第60回 日本小児歯科学会抄録集P165、2022。
第60回日本小児歯科学会大会 ポスター発表 乳歯列反対咬合4症例
歯科医向けの学術書
『歯列育形成の実際』2012年度版の紹介
『歯列育形成の実際』2012年度版
  • 乳歯列期から継続管理処置を行い、確実に正しい永久歯咬合と美しい配(排)列にするのが歯列育形成です。
  • 歯列弓が成長発育していく過程に歯列育形成のシステムを組み入れることによって、次第に正しく美しい永久歯の配列が出来上がっていく30症例の口腔内写真も掲載されています。
  • 可撤式装置(Plate)は、発育に応じて何回も作り変えることが出来るように、従来のものよりも著しく単純化されています。
  • 乳児は自分から選んで得意になってPlateを入れてくれるために、幼児と両親へのmotivationの方法を記載しています。歯列育形成を行うことで、幼児が整った顔面骨の発育が行われ、将来美しくなるためでなく、その子の将来や能力を発見し、目的が実現できるよう元気づけるためのものでもあります。
  • 幼児の歯列の処置について、全く経験のない歯科医は、低年齢幼児に可撤式装置を使用することが、著しくストレスを感じさせるものではないか?と考えらていた傾向もあります。これについて現代は、低年齢程Plateに慣れやすい、ということが常識化されています。

    2歳、3歳、4歳の子が少しの抵抗もなく、お世話してあげることによって、つらいと感じないで優越感をもち得意になってplateをいれてくれる状態が理解できる本です。

1995年度版『歯列育形成』 A4判 308ページ
2012年度版『歯列育形成の実際』 A4判変型 210ページ
クインテッセンス出版株式会社

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