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幼稚園の頃、あるいは小学校に入った頃から、歯列育形成®を続けると、小学3~4年生の頃には、永久切歯がきれいに配列します。そしてアゴの骨も良い形になっています。もちろん出っ歯や乱ぐい歯や受け口などにはなりません。大勢の子供の中であなたのお子様を眺めた時、あなたのお子様の顔がより整って品も良く美しいのを実感されるでしょう。
それだけではありません。正しい咬合になると、優れた精神発達、優れた運動機能を持つ人間になれることが期待されるのです。これらについて今詳しく説明することはできません。何故かというと、これに関連する事柄の範囲がとても広いからです。その子が今おかれている環境によって説明が異なります。
つまり患者さんやそのご家族が、その子に求めていることに対して、歯科医は適確に答えなければなりません。これについての説明は、実際に患者さんが来院された時にわかりやすくご説明します。
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永久歯生え始め
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歯列育形成®継続中...
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永久歯生え始め
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歯列育形成®継続中...
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永久歯生え始め
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歯列育形成®継続中...
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永久歯列 完成
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これから先もこの子たちは、歯列育形成®のシステムで継続管理していきます。中学生、高校生の時ももちろんきれいです。 |
うちの子はもう小学1年生です。下アゴの前歯が生えかわり、永久歯が生えてきました。よく見ると歯が内側に生えすぎで、そしてねじれて生えています。永久歯の前歯が全部生えるのには、生える場所も足りないようです。このままにしておいて大丈夫ですか? |
ご質問のように、切歯が萌出し始めて、スペースの不足(生える場所が足りない)がはっきりした場合、少しでも早く歯列育形成®を始めるべきです。それは、歯列育形成®は、上下アゴの骨の形も標準形に近づけて正しい形にするからです。早い時期からアゴの形を正しい形にし、また少しのズレもなくするようにすると、その状態からアゴを形づくる骨や顔の表情をあらわす筋肉も発育します。そうすると歯並びだけでなくどの子も美しい顔になることができるのです。もし永久歯が生えてきて、スペース不足をそのままにしておいて、そのまま放置する期間が長い程不利となります。 | |
アゴの形を正しい形にしてスペース不足がないようにするには乳犬歯から奥の乳歯、すなわち乳側方歯群がしっかりしているうちに、乳歯列弓の狭窄などをなおしていく管理処置を行っていかなければなりません。
そしてまた萌出中の永久切歯の配列(排列)を修正するのも、乳歯を固定源とする乳歯アンカレッジで行います。
もし、乳側方歯群が永久歯に交換する時期が近づいてくると、歯列育形成®の特徴である乳歯を利用することができなくなり、便宜抜去しないと永久歯を全部配列することはできなくなるケースもでてきます。開始する年齢が高い場合は、当然ながら顎骨のベース(歯槽基底)が先天的に小さいままとなり、このような症例に無理に非抜歯を行えば、完全にきれいな配列にすることができなくなることがあります。
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