乳歯のうけ口(反対咬合)は治した方がよい。

小児矯正・歯列育形成「ジャーミィデント歯科」

歯列育形成®の技術で、
乳歯のうけ口(反対咬合)は
無理のない状態で治せます。

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乳歯のうけ口(反対咬合)について
はこれをお読みになる医師、歯科医師のためにつけられた注釈です。

〈反対咬合はできるだけ早く治した方がよい〉

 乳歯列期(2~6歳)の反対咬合については、私達がよく受ける質問です。お母様お父様が必ず気にされていることは、治すべきか、治さないで様子をみるか、についてのようです。
 これについて結論から申し上げますと、乳歯列期の反対咬合は、どのような場合もできるだけ早く治した方がよい結果となります。先ずその理由として初めにお伝えしなければならないことは、現在の技術で乳歯列期の反対咬合は無理がなく治すことができるということです。多くの症例では、6~10ヶ月位でとにかく反対咬合は治すことができます。全身的な特別な疾患、大きな異常の場合は治すことができないこともありますが、これについては初めの診断の時に判断できます。
歯列育形成による反対咬合の経過 3歳2ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 3歳7ヶ月
歯列育形成®を行えば、
どの子も反対咬合でなくなります。
歯列育形成による反対咬合の経過 3歳4ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 4歳0ヶ月
 反対咬合を乳歯の時に治しておき、その後も時々来院していただいて管理処置を続けると、小学校に入学した時もアゴのズレのない、良い咬み合わせでいることができます。もちろん歯の検査でも"不正咬合"と記入されることはありません。
 その後の歯列育形成®のシステムによる継続管理と処置が大切で、これにより、永久歯の前歯が生えてきた時も、正しくきれいな歯並びにすることができます。きれいな口元であることと、これより後で述べるように良い形のアゴの骨で、アゴのズレのない状態での成長発育が、お子様がこれからより豊かに価値ある小学生の時代を作り上げていく大きな要因となるのです。
 反対咬合を早い時期から治療することは、お子様にとってどんな意味があるかについては、小児歯科学的、
発生学的※1、それから咬合が形成※2されていく経過からもいろいろあるのですが、ここでは次に簡単に説明します。
※1 器管の発生は、おもに胎生期に行われるが、永久歯については出産後も歯胚の形成が続けられる。
※2 発育期の初めのうちに顎の位置関係と乳歯列弓の形を良い形にしておけば、それに適応して自然の咬合が形成される。永久歯咬合が出来てから歯列を治すと、咬合の再構築となる。

〈どうして反対咬合は早い時期に治した方が良いのか?〉

 反対咬合は下アゴの骨(下顎骨)が前方にズレていることが原因です。人間の成長発育期間の初めのうちに下アゴが前方にズレているのを治してしまうと、その治った状態から更に発育が始まることになります。
 もし何もしないで放置した場合には、下アゴが前方にズレた状態ですべてが発育するので、骨の形や顔の筋肉もそれに適応した形で発育してしまいます。下アゴが前方にズレている期間が長い程、よくない形と機能を持つことになります。年齢が高くなる程、これらを治すには限界ができてくるのです。
 顎関節は、乳歯列期のうちはまだ完全に出来上がってない状態で、関節窩※3は比較的平坦な形をしています。そのため乳歯列期のうちに下顎骨の前方偏位を治してしまうと、顎関節も下顎骨が正しい位置にあるように形成されていきます。
 このアゴのズレを治すのと一緒に、乳歯列弓が狭窄したり、形がよくなかったのも治します。そして反対咬合が治ってからも継続管理することで、生えてきた永久歯の前歯を正しく並ぶようにします。それで小学4年生の頃はきれいな前歯の歯並びでいることができます。
 何より素晴らしいのは、早い時期に治してしまうと、前述のようにその状態から発育するので、どの子も顔がより美しく品よく整ってくることです。そしてどの子も表情がきれいなことが特徴です。何故か乳歯の時に反対咬合であった子は眼がきれいです。出ているアゴを後方に移動させることで、眼が大きくなり、そして鼻梁(はなすじ)が高くみえるようになります。これについての実際の資料は、ジャーミィデント歯科にありますから、ご来院の方にはお見せすることができます。
※3 関節窩の形成は、小学低学年のうちも続けられる。
歯列育形成による反対咬合の経過 4歳5ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 5歳4ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 14歳4ヶ月
乳歯列の反対咬合 反対咬合が治った乳歯列 きれいな永久歯列になった

歯列育形成による反対咬合の経過 2歳11ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 4歳3ヶ月 歯列育形成による反対咬合の経過 9歳8ヶ月

〈もし今治さないで放置したら〉

 お子様が反対咬合である場合、ご自身も反対咬合を治したことがあるお母様またはお父様も、かなりおられると思います。永久歯になってからも反対咬合は治すことができますが、その治療が大変であったことや、問題点が残ってしまったりした経験などもあると思います。これは永久歯の反対咬合を治すということが、一度出来上がった咬合を治して再構築することになるからです。例えばオトガイが出ている、長顔、下顎骨が大きい、などです。
乳歯列期すなわち幼児の時には、無理がなく確実に治すことができますが、小学校に入って永久歯がかなり生えてからの治療はむずかしくなります。
 特に今の社会状況において、小学生の時に反対咬合のままでいることは好ましくありません。早い時期から治療し、きれいな歯並びになって良い咬み合わせでいることは、お子様に素晴らしい運命を待ち受けさせることになるでしょう。

〈乳歯の反対咬合は自然に治ることもあると言われているけれど〉

 たしかに乳歯列期の反対咬合は、何もしなくても治ることもあります。この場合は、下顎骨が著しく大きくなく、また下顎骨の前方へのズレも比較的少ないような場合で、このような状態になっていると、自然に乳前歯の逆の被蓋が治ることもあります。しかし、自然治癒の症例をみると、やはり下顎骨の前方へのズレは少し残っています。つまり完全に正しい咬合にはなっていないのです。そして永久歯が萌出した時に正しい歯並び、正しい咬み合わせになることはありません。
 ”しばらく様子を見ましょう”ということで自然に治ることを期待して、反対咬合の永久歯列になってしまったり、永久前歯の叢生や、犬歯がはみ出したりしないように、正しい歯並びになるように検査を受けた方が良いでしょう。

〈低年齢幼児はプレートを入れるのをいやがりませんか?〉

 2歳の子もスタッフと一緒にプレートを楽しく入れる練習をします。幼児の年齢に応じたモチベーションを行います。強制する必要はまったくありません。
 意外と思われるかもしれませんが、年齢が低い方がプレートに慣れやすいのです。どの子もつらいと思う子はいません。将来の夢に向かって得意になってプレートを入れてくれます。慣れてきたら、だんだん一日の中で定められた時間プレートを入れるようにします。
 歯科医サイドが低年齢幼児に対する対応の準備が不十分であったり、乳歯列期の診断に不慣れである場合、”しばらく様子をみましょう”あるいは”初期治療を行うには少し早い”などのような意見を歯科医から言われてしまうこともあります。
 お母様、お父様は、これにこだわらないで、まだ小さなお子様の将来を本当に考えるならば、反対咬合は早い時期に治すべきです。
そのあとも継続管理処置を続ければ、小学生のうちもずっと良い歯並びでいることができます。
 ジャーミィデント歯科では、お母様が安心して低年齢幼児の対応を、熟練したスタッフに任せられるよう態勢をととのえています。始めてのお子様でも楽しい気分で、まず簡単な診断を受ける幼児対応の技術があります。
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